金城将忠氏には駄菓子で飢えを凌いでいた時代がある
金城将忠氏は大学進学を機に
実家を離れて一人暮らしをすることにしました。
しかし大学の学費を両親に払ってもらっていたので、
これ以上は迷惑をかけられないと考え、
大学に併設されている寮に入ることにしました。
大学寮の使用料はとても安かったので、
金城将忠氏がアルバイトをするだけで生活費を賄うことができました。
金城将忠氏が大学を卒業して就職することになったときも、
会社に社員寮があるかを確認してから、履歴書を提出しました。
ちょうど希望していた大手飲食チェーン店は社員寮が完備されていたので、
絶対にその会社で働きたいと考え熱心に就職活動をしました。
金城将忠氏の熱意が伝わったのか採用されて喜んでいたものの、
直属の上司とそりが合わずに退職を余儀なくされてしまいます。
退職したということは当然ながら社員寮も出なければなりませんでした。
金城将忠氏には貯金もほとんどなかったので、
お風呂とトイレが共用で築60年近くのアパートに入居することにしました。
引越してすぐは無職だったので食事も十分にとることができず、
値段の安い駄菓子ばかりを食べて飢えをしのぎました。
子どもの頃は大好きだった駄菓子ですが、
大人になって食事代わりに駄菓子を食べることは、
とてもつらくて夜中に泣いてしまうことが何度もありました。